肥満

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大相撲力士の死亡リスク2

はじめに 太っていることがむしろ勝利への強力な武器となり、日常的な増量が推奨される唯一無二のアスリート、それが大相撲のプロ力士です。激しい稽古を重ね、屈強な筋肉の上に大量の皮下脂肪や内臓脂肪を纏う彼らの体格は、一般的な生活習慣病患者の肥満と...
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大相撲力士の死亡リスク

はじめに:アスリートの肉体に潜む「過体重」というリスク 運動習慣がもたらす健康効果は、極端な過体重による生存への悪影響を本当に相殺できるのでしょうか。「運動をしているから、少し太っていても問題ない」という安心感は、医学的にどこまで通用するの...
肥満

内臓脂肪:「大網脂肪」とは一線を画す「腸間膜脂肪」 

はじめに 日々の臨床や健康管理において、私たちは内臓脂肪の蓄積に目を光らせています。しかし、一口に内臓脂肪と言っても、実はその場所によって性質が大きく異なることをご存じでしょうか。これまで内臓脂肪の研究の多くは、アプローチのしやすさから大網...
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脂肪組織の不均一性:脂肪組織の部位による違い

はじめに 私たちは日常的に「脂肪が増えた、減った」と一喜一憂しますが、その脂肪が体のどこに位置し、どのような細胞で構成されているかまで意識することは稀です。しかし、医学の世界では、脂肪組織は単なる余剰エネルギーの貯蔵庫ではなく、全身の代謝を...
肥満

エネルギーバランスと肥満とがん

はじめに 現代社会において、肥満は単なる体型の変化や自己管理の不足を意味するものではありません。それは全身の代謝を根底から揺るがし、がんをはじめとする多様な慢性疾患を引き起こす重大な「疾患」そのものです。2017年に国際がん研究機関(Int...
がん、悪性腫瘍

内臓脂肪の大網が持つ生体防御とがん転移の「二面性」

はじめに 私たちの腹腔内、胃の下からまるでエプロンのように垂れ下がり、小腸や大腸といった生命維持に不可欠な内臓を優しく包み込んでいる組織があります。これが「大網(greater omentum)」です。解剖学的には、胃の大弯から横行結腸へと...
肥満

内臓脂肪の大網脂肪は、単なるクッションではない

単なる脂肪のクッションから、ダイナミックな免疫器官へ 私たちの腹腔内に広がる大網(omentum)は、かつては単なる不活性な脂肪組織であり、内臓の保護や保温、あるいは腹腔内のクッション材としての役割を担うだけの存在と考えられてきました。しか...
肥満

「脂肪組織」オーバービュー:エネルギー貯蔵庫から全身を操る巨大な内分泌ネットワークへ

はじめに:忌み嫌われる組織の真の姿 多くの人にとって、脂肪とは生涯を通じて減らそうと努力し続ける対象であり、疎ましい身体の付属物として認識されています。医療の専門家の間でさえ、解剖学の図譜において軽視されるなど、長らく関心を引かない存在でし...
肥満

肥満の脂肪分布:全身の「脂肪デポ」が放つ化学物質が心血管を蝕むメカニズム

はじめに 私たちはこれまで、脂肪組織を単なる余剰エネルギーの貯蔵庫、あるいは体重を増やす厄介者として捉えがちでした。しかし、近年の内分泌学および循環器医学の進展は、その常識を完全に覆しました。脂肪組織は、全身の代謝や心血管系の恒常性をコント...
心臓血管

心臓を包む脂肪「心外膜脂肪組織(EAT)」と心不全

はじめに 現在、世界中で6400万人以上の人々が心不全という重大な症候群に直面しています。心不全は、左室駆出率(LVEF)の数値によって、40%未満のHFrEF、41%から49%のHFmrEF、そして50%以上のHFpEFという3つのサブタ...