食事 栄養

父親のジャンクフードが新生児の体格に影響?受胎前の超加工食品摂取 

はじめに:胎児プログラミングのパラダイムシフトと父親の責任 妊娠中の母親の食生活や健康状態が生まれてくる子どもの将来の健康を左右するという概念は、生活習慣病胎児期発症起源説(DOHaD((Developmental Origins of H...
医療全般

【北海道大学で死亡事故】見た目は軽症、深部は壊死:フッ化水素酸熱傷の病態生理と治療戦略

北海道大学大学院生の死亡事故  8月27日(木)朝、本学理学部建物において、大学院学生1名がフッ化水素酸を被る事故が発生し、救助にあたった大学院学生1名及び学部学生1名も軽傷を負い、病院へ搬送されました。  その後、搬送先の病院において、フ...
睡眠

短時間睡眠者/ショートスリーパーは特別な脳を持っているのか

はじめに 世の中には、毎晩5時間前後の睡眠で精力的に活動する人がいる一方で、9時間以上眠らないと日中のパフォーマンスを維持できない人も存在します。多忙を極める現代社会において、短時間睡眠で平気そうに見える人たちをうらやましく思ったり、自分の...
睡眠

1日わずか1時間睡眠で健康に生きる「ノンソムニア」 

ショートスリーパーの堀大輔さんが1日30分睡眠で17年間過ごしているということが話題になっています。懐疑的に見ている人が多いですが、この症例報告を見るとあり得ない話ではないと感じます。(でもとても無理しているように見えるし、ミスMとは違うで...
食事 栄養

タンパク質過剰摂取がサルコペニアを助長する?

はじめに 超高齢社会において、筋肉量と筋力の低下を特徴とするサルコペニアは健康寿命に直結する重要な課題です。これまで高齢者は、筋肉を維持するために積極的なタンパク質摂取が必要不可欠であると広く信じられてきました。筋肉合成を促すため、多くの栄...
食事 栄養

高タンパク質食で寿命が縮む、低タンパク質食で寿命が延びる:「量」から「質」へ

はじめに 日々の臨床や健康管理において、タンパク質の摂取量を増やすことが当たり前のように推奨されてきました。筋肉量の維持やフレイル予防を目的として、1日あたり1.0から1.2 g/kg、あるいは1.2から1.6 g/kgといった高タンパクな...
脂質代謝

スタチンによる「重篤な筋肉障害」:560万人のビッグデータ

はじめに 健康診断や日常診療でコレステロール値の高さを指摘され、心血管イベント予防のためにスタチンの導入を提案された経験を持つ方は多いはずです。しかし、処方を提示された際、「筋肉が溶けるような重い副作用があるのではないか」「全身の筋肉が痛ん...
心臓血管

脂肪による心不全:心外膜脂肪組織(Epicardial Adipose Tissue;EAT)とHFpEF

はじめに 心不全の診療現場において、左室駆出率が50%以上に保たれているにもかかわらず心不全症状を呈する、駆出率の保持された心不全(HFpEF)の増加が大きな課題となっています。HFpEFは全心不全症例の50%以上を占めており、その5年死亡...
血圧

左室肥大を伴う高血圧治療:130mmHg未満を目指す厳格降圧が死亡リスクを上げる?

はじめに 高血圧の治療目標値をどこに置くべきかという議論は、循環器疫学および臨床医学において最も熱く語られるテーマの一つです。近年、米国の主要学会合同ガイドラインなどが高リスク患者に対する120mmHg未満や130mmHg未満といった積極的...
肥満

男性肥満関連二次性性腺機能低下症(MOSH)・テストステロン低下の病態と対策 2019

はじめに 健康診断の数値に一喜一憂しつつも、日々の忙しさに追われる中年期以降の男性にとって、ウエスト周りの増加は単なるスタイルの崩れとして片付けられがちです。しかし、腹囲の拡大と同時に進行しているかもしれない重大な内分泌異変をご存じでしょう...