少量のアルコールは心臓病のリスクを下げる可能性があります。
しかし、少量であってもがんのリスクは少しづつ上昇します。
トータルでは、アルコールは少量でも健康維持のためにはよろしくありません。
ワインなら健康に良いのでは?
ワインはアルコールの中でもヘルシーなイメージがあるかもしれませんが、ワインも例外ではありません。
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-019-6576-9
A comparison of gender-linked population cancer risks between alcohol and tobacco: how many cigarettes are there in a bottle of wine?
この論文では、
ワインを週1本飲んでいると、がんの生涯絶対リスク1%(男性)、1.4%(女性)増加することが示されています。
このリスクは1週間に5本(男性)、10本(女性)のタバコを吸うリスクと同等です。
男女の性差は乳がんリスクによるものです。
女性は、男性よりもアルコールに脆弱です。
特に、乳癌のリスクが高い女性(家族に乳癌の方がいるなど)はアルコールを控えた方が良いと思います。
アルコールはコミュニケーションツールですから、楽しむことは良いのですが、
リスクを理解した上で、適量を楽しむことが重要です。