2019年:スマートウォッチの普及率は?

Digital Health

以下は、旧ホームページの2019年4月23日のブログ記事です。約5年前。懐かしいですね。ここ5年で随分と状況は変化しているものと思います。

スマートウォッチの普及率は?

市場調査会社のNPD’s Consumers and Wearables Report.によると、米国のスマートウォッチの普及率は2019年2月調査で16%、前年比61%増だそうです(成人)。

この記事によると、日本の普及率は約4%のようです。まだまだ少数派です。

自分の周囲では・・

自分の周囲を見渡しても、スマートウォッチを使用している人は健康に対して意識の高い人に限定される印象です。

また、ランナーの方々においては高い普及率と思われます。歩数やスピード、様々なパフォーマンス指標、GPSなどなど役立つ情報がたくさん得られますから。apple watchと言うより、Garminの製品が多そうです。

先日、とある会社の会議に参加した際、その場にいた10数人の参加者のなかで装着していたのは自分1人でした。昨日は40年来の旧友たちと飲み会でしたが、7-8人中装着していたのはやはり自分1人でした。当たり前の人には当たり前なのですが、そうでない人ではそうでないと言うことです。

再三、このブログではスマートウォッチの有用性を説いています。もっと普及することを願っています。その飲み会や会議でもその有用性をアピールしておきました。

腕時計をつける習慣がない、煩わしい、手が重くなる、、と言った声もあります。自分も以前は邪魔くさいので腕時計しない派でしたが、スマートウォッチを試して以来、使うメリットが圧倒的に大きいので装着し続けています。

新入社員のスマートウォッチ使用率

先日、とある会社の新卒進入社員の方々約20人に対し睡眠の重要性についてお話しする機会がありました。

スマートウォッチを使っている人は、なんとゼロでした。

20代前半だと、まだまだ自分の身体や健康にはあまり興味はないのかもしれません。

30歳前後になって、健康への意識が高まる感じでしょうか。

若くても、メンタル不調になることはよくありますので、やはりスマートウォッチは若い方でも自分のストレスや睡眠を観察することは大切だと思うのです。

ちなみに、7時間以上の睡眠時間を心がけている人は、半分弱でした。

日本のスマートウォッチ戦略

例えばアップルウォッチはなかなか高価ですが、アマゾンなどをみていると3000円くらいの廉価なスマートウォッチもたくさん販売されています。その有用性に懐疑的な方は、まず初めは安い製品で良いと思います。

とは言っても、それほど多くの個人がわざわざお金をかけて購入するとも思えません。

多くの方に活用してもらうには、個人個人の意志でなく、皆が装着せざるを得ない環境を作れば良いのです。

社員の健康に力を入れている会社には、社員全員にスマートウォッチを配布し、社員の心拍数や歩数、睡眠時間などを把握し社員の健康管理に役立てようとしているところもあるそうです。素晴らしいですね。

会社のみならず、学校で配布するのも良いでしょう。睡眠が不足しがちな日本の学生の睡眠時間の確保にも役立つかもしれません。

ぜひ、組織のトップの方々はご検討いただければと思います。

特定の製品は特に勧めませんが、まずは安いものでも良いので購入し装着してみてはいかがですか?

タイトルとURLをコピーしました