以前、7-9時間睡眠が推奨という記事を書きました。
睡眠と死亡リスク
睡眠が重要であるという理由の1つは、死亡リスクが低くなるからです。
睡眠時間と死亡リスクの関係を調べた研究はたくさんあり、そのメタ解析も頻繁に発表されています。例えば、
2016年 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26900147
2017年 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28889101
2018年 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30517670
どの研究も概ね結果は同じです。7時間睡眠がもっとも死亡リスクが低くなっています。
それより長くても、短くてもリスクは高くなります。U字型のグラフを呈します。
2016年のものを提示しておきます。
睡眠とパフォーマンス
パフォーマンスに関しては、7時間睡眠よりも9-10時間睡眠を目標にした方が、パフォーマンスが上がるという論文も複数あります。例えば、
この論文では、以下のことが示唆されています。
① 7h寝ていても、9hよりパフォーマンスが悪い
②しかも7h睡眠していると眠くない(睡眠不足の自覚なし)
③1週間の寝不足によるパフォーマンス低下は、8h睡眠x3日しても元には戻らない
7h睡眠だと眠くないのにパフォーマンスが落ちているのです。
つまり、まとめると
つまり、まとめると
死亡リスクを下げるなら7時間睡眠!
パフォーマンスを上げるなら8-9時間睡眠!
という解釈になります。
注意しておきたいことは、
7時間睡眠を目標にしていると7時間は眠れていません。6時間くらいです。
9時間睡眠を目標にしていると9時間は眠れていません。8時間くらいです。
睡眠時間を客観的に測定するスマートウォッチの活用をお勧めします。
スマホで自分の睡眠時間や質を確認することができます。
睡眠に関する悩みがある方も、どうぞご相談ください。
【参考文献】
・Shen X, Wu Y, Zhang D. Nighttime sleep duration, 24-hour sleep duration and risk of all-cause mortality among adults: a meta-analysis of prospective cohort studies. Sci Rep. 2016 Feb 22;6:21480. doi: 10.1038/srep21480. PMID: 26900147; PMCID: PMC4761879.
・Belenky G, Wesensten NJ, Thorne DR, Thomas ML, Sing HC, Redmond DP, Russo MB, Balkin TJ. Patterns of performance degradation and restoration during sleep restriction and subsequent recovery: a sleep dose-response study. J Sleep Res. 2003 Mar;12(1):1-12. doi: 10.1046/j.1365-2869.2003.00337.x. PMID: 12603781.