睡眠構造 レム睡眠 ノンレム睡眠

睡眠

スマートウォッチで睡眠をトラッキングされている方も多いと思います。

最も重要な「睡眠時間」

何はなくとも、まず睡眠時間を確保することが重要です。
一般成人でしたら、睡眠時間は7-9時間が推奨です。

睡眠構造 Sleep Architecture 

睡眠時間を確保したら、あとは睡眠の質もあげたいですね。

まずは、睡眠の構造を大まかに見直しておきましょう。

「睡眠構造」Sleep Architecture というものがあるということは、なんとなく知っているかと思います。

REM睡眠(レム睡眠)、NonREM睡眠(ノンレム睡眠)があります。

レム睡眠

超絶ざっくりいうと、脳と身体のつながりが途切れている睡眠です。

ノンレム睡眠

超絶ざっくりいうと、脳が休んでいる睡眠です。

ノンレム睡眠は、3つのステージに分けられます。

N1 浅い睡眠

N2 中くらいの睡眠

N3 深い睡眠

各々の睡眠が占める割合

全睡眠時間のうち、各々の睡眠がどのくらいを占めているかというと、通常成人ならざっくり以下のくらいです。

ただし、年齢によりこの割合は変化します(詳しくは→ Sleep. 2004;27(7):1255-73)。

レム睡眠 20%

ノンレム睡眠 80%

N1  <10%
N2  50%
N3  <20%

睡眠アプリ

睡眠アプリで、多くの場合概ね

「浅い睡眠」「light sleep」というのはN1+N2をさしています。

「深い睡眠」「deep sleep」というのはN3をさしています。

でも、まだまだそのスマートウォッチでの睡眠構造の分析精度は高いものではないと思います。

今後精度は改善していくでしょうが、現時点では大まかな目安として捉えておく感じでしょう。

それでも、上記のバランスを保てていれば「質の高い」睡眠と解釈できます。

特に、脳をよく休める「深い睡眠」=N3をしっかり確保することが大事です。でも、レム睡眠の確保も重要です。結局、睡眠全て重要です。

【参考文献】

・Park KS, Choi SH. Smart technologies toward sleep monitoring at home. Biomed Eng Lett. 2019;9(1):73-85.

・Ohayon MM, Carskadon MA, Guilleminault C, Vitiello MV. Meta-analysis of quantitative sleep parameters from childhood to old age in healthy individuals: developing normative sleep values across the human lifespan. Sleep. 2004;27(7):1255-73.

・Stages and architecture of normal sleep – UpToDate


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