生活環境

忙しい、時間がない、を疑ってみる

産業医面談も含めて、心身に問題を抱える様々な方々とお話しする機会があります。 多くの方に共通しているのは、 「忙しくて、運動できない」 「時間がなくて、睡眠時間が確保できない」 といった言葉です。 自分としても、決して人ごとではありません。...
ポジティブ心理学

自律神経という切り口で「怒り」の対処法を考える

スマートウォッチによるストレス観察 ストレスの多い現代社会。 そんな生活の中でどなたも「怒り」を感じてしまうことはあるでしょう。 「怒り」が身体に負担をかける話を前回しました。 「怒り」などの感情は、交感神経の働きを高め、身体にストレスをか...
ポジティブ心理学

「怒り」はどのくらい身体へ影響を及ぼすのか?

スマートウォッチで心拍数を容易に観察することができます。心拍数は主に、自律神経(交感神経、副交感神経)で調節されます。現代人は、様々なストレスにより交感神経が亢進しすぎている傾向があります。これを緩和することが、心身ともに健やかに過ごせる一...
心拍/不整脈

高齢者の安静時心拍数は遅くて良いの?

安静時心拍数が遅い方が死亡リスクが低いという話はこれまでなんども出てきました。 例えば、このリンク。 (成人の範囲で)年齢は関係ないのですか?という質問を頂きました。 高齢者の安静時心拍数 例えば、高齢者の場合はどうなのでしょうか? ヒント...
睡眠

睡眠の質をあげる最善の方法:当たり前のことを地道に実践する

睡眠の量 繰り返しになりますが、睡眠時間は、通常の成人であれば7-9時間を目標に取ることが推奨です。7時間睡眠が基本で、ご自身のパフォーマンスを最大限発揮したい!という人は8-9時間目標にするとよろしいわけです。 睡眠の質 睡眠は、単なる休...
睡眠

睡眠構造 レム睡眠 ノンレム睡眠

スマートウォッチで睡眠をトラッキングされている方も多いと思います。 最も重要な「睡眠時間」 何はなくとも、まず睡眠時間を確保することが重要です。一般成人でしたら、睡眠時間は7-9時間が推奨です。 睡眠構造 Sleep Architectur...
心拍/不整脈

安静にしているのに心拍数が100-150/分くらいの場合

安静時心拍数>150/分など極端に速い場合は「不整脈」の可能性 安静時心拍(脈拍とほぼ同義です)が極端に速い、例えば150/分を超えるような場合は、いわゆる「不整脈」が疑われます。 「不整脈」は心臓の電気回路(刺激伝導系)の異常で生じます。...
心拍/不整脈

心拍数が極端に速かった場合の対応

スマートウォッチなどで自分の心拍数が容易に観察できるようになりました。 ご自身の心拍数が極端に速かったらどうすれば良いでしょう。 「頻拍性不整脈」を疑うケース 例えば、特に運動をしたり、過度のストレスを受けていないにも関わらず心拍数150回...
Digital Health

心拍数が遅い場合の対応

スマートウォッチや、あるいはご自身ので検脈で心拍が極端に遅かった(「徐脈」と言います)場合はどうすれば良いのでしょうか。 脈が遅い(徐脈)とは 一般的には心拍数50/分未満ですと「遅い」と表現する場合が多いですが、病的で問題となる可能性があ...
Digital Health

心房細動、心房粗動の心拍数をスマートウォッチは正しく検知できるか?

不整脈にも色々な種類があります。 上室性頻拍(心臓の上の方からでる不整脈)で代表的なのは以下の3つです。 ・発作性上室性頻拍・心房粗動・心房細動 発作性上室性頻拍が発症した時のスマートウォッチの心拍カウントの精度は先日書きました。 それでは...