熱中症の予防・治療の水分/塩分補給

医療全般

先日、水分補給について書きました。

0.1~0.2% の食塩水が推奨

多量に発汗した際には、水分とともに塩分も喪失します。
従って、そんな時には水分補給と同時に塩分も補給する必要があります。

熱中症ガイドラインによりますと、熱中症の予防・治療には

「0.1~0.2% の食塩水が推奨される」

とのことです。
1000mlの水に1-2gの塩を入れる感じです。
500mlのペットボトルのミネラルウォーターとともに、0.5-1gくらいの塩を摂れば良いですね。

OS-1など経口補水液

ちなみに、ペットボトルの経口補水液OS-1(大塚製薬)500mlには塩分1.46g(ナトリウム575mg)が含まれています。これを利用するのが簡便ですね。

(出典:大塚製薬HP

ポカリスエットなどスポーツドリンクは?

ポカリスエットは、100mlあたりの食塩相当量0.12gですから、ペットボトル500mlに0.6gの食塩が含有しているということになります。塩分を補う点では悪くはないのですが、糖質も31g/500ml含まれますので習慣的に飲むことはお勧めしません(OS-1は12.5g/500ml)。

ポカリスエット基本情報|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
ポカリスエットの基本情報をご紹介します。ポカリスエットの製品情報、ペットボトルや粉末などのラインナップ、栄養成分やカロリーなど。

OS-1がないときは

OS-1が利用できない場合は、500mlペットボトルに1g前後の塩を摂ることになります。
1gの塩分の目安は、例えばこちらのサイトなどを参考に。

塩分早見表 | 塩ナビ

コンビニで1g前後の塩分を摂るなら、小さめの梅干しや、漬物を少量が手軽でしょうか。本格的な夏を迎える前に、様々な製品の成分表示で塩分含有量をみる習慣をつけておきましょう。

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