心拍/不整脈 洞不全症候群と生活習慣 ― 洞不全症候群を予防することはできるのか? 序論 洞不全症候群(Sick Sinus Syndrome, SSS)は洞結節の機能不全により発症する重篤な不整脈です。洞性徐脈や洞停止、発作性心房細動など多彩な臨床像を呈し、重症例では失神や突然死のリスクを伴います。発症の中心は加齢に伴う... 2025.09.16 心拍/不整脈
心拍/不整脈 洞不全症候群と心房細動の双方向性関係 はじめに 洞不全症候群(sick sinus syndrome, SSS)は洞結節の機能障害によって徐脈や洞停止を呈する病態ですが、その臨床的意義は単なる徐脈にとどまりません。特に心房細動(atrial fibrillation, AF)と... 2025.09.15 心拍/不整脈
心拍/不整脈 洞不全症候群とは はじめに 歌手の美川憲一さん(79歳)が「洞不全症候群(SSS: Sick Sinus Syndrome)」と診断され、ペースメーカー植込み術を受けたことを公表しました。 美川憲一が「洞不全症候群」を公表 ペースメーカー取り付け手術も報告「... 2025.09.14 心拍/不整脈
心拍/不整脈 心房細動に対する極低用量アミオダロン(50 mg/日)の長期安全性と臨床的意義 はじめに 心房細動(AF)のリズムコントロールは、肺静脈隔離術を中心とするカテーテルアブレーションの普及によって大きな進歩を遂げてきました。しかし、特に持続性AFでは再発率が高く、慢性的な基質の変化を伴うため、アブレーション単独では十分な成... 2025.09.11 心拍/不整脈
心拍/不整脈 心房細動アブレーション後の抗凝固療法は本当に必要か? はじめに 心房細動(atrial fibrillation: AF)は最も頻度の高い不整脈であり、脳卒中の主要な原因の一つです。カテーテルアブレーションは洞調律維持やQOL改善に有効である一方で、長期的な抗凝固療法の必要性については依然とし... 2025.09.04 心拍/不整脈
女性医療 トランスジェンダー医療とQT間隔 はじめに トランスジェンダー医療は過去10年間で急速に発展し、現在では若年成人人口の0.5〜3.2%を占めると推定されています。性別適合ホルモン療法(gender-affirming hormone therapies ; GAHT)は、ト... 2025.08.13 女性医療心拍/不整脈
心拍/不整脈 左脚ブロック(LBBB)と心不全リスク なぜ左脚ブロック(LBBB)が問題か LBBBは心不全(HF)と低左室駆出率(LVEF)を有する患者で死亡率上昇と結びつき、再同期療法(CRT)が有効であることはよく知られています。一方で、無症候の地域在住者で偶発的に見つかるLBBBが、そ... 2025.08.12 心拍/不整脈心臓血管
心拍/不整脈 日本における山岳遭難死の実態 心臓突然死の頻度は? はじめに 登山ブームが定着した日本では、年間およそ1,100万人がレクリエーション目的で山岳地域を訪れていると報告されています(2015年時点)。その一方で、毎年300人以上が命を落としており、その大半は警察による山岳救助の対象者です。本... 2025.08.06 心拍/不整脈身体活動
心拍/不整脈 アスリートの最大心拍数と有酸素運動:心血管と神経系の適応 はじめに:なぜ最大心拍数の変化が重要なのか 最大心拍数(Maximum Heart Rate:MHR)は、運動強度を定量化し、トレーニングの個別化を進めるうえで不可欠な指標です。従来、MHRは「220−年齢」という単純な算出式に基づいて推定... 2025.07.01 心拍/不整脈身体活動
心拍/不整脈 高齢高血圧患者における累積安静時心拍数と心血管イベント・全死亡リスクの関係 研究の背景と意義 心血管疾患(CVD)は依然として世界の主要な死因であり、高血圧はその最も重要な修正可能な危険因子です。これまでの研究では、単一の安静時心拍数(RHR;Resting Heart Rate)測定値と心血管リスクの関連が報告さ... 2025.06.28 心拍/不整脈