心拍/不整脈

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冷水浸漬による「自律神経の競合 autonomic conflict」—冷水と不整脈の新たな視点

水泳やダイビング中の突然死は、溺死や低体温症ではなく、冷水浸漬が「自律神経の競合(autonomic conflict)」により心臓に負荷をかけ、不整脈を誘発し、最悪の場合は心停止に至る可能性があることが示唆されています。その生理的メカニズムを解説します。
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エナジードリンクと突然の心停止

エナジードリンクの摂取と突然心停止の関連を検討しました。 特に、遺伝性心疾患(Genetic Heart Disease, GHD)を持つ患者にとって、これらの成分が致死的な不整脈を引き起こすリスクがあることが懸念されています。
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若年成人の院外心停止

突然不整脈死症候群(SADS)は、剖検で心構造異常が認められないにもかかわらず、致死的不整脈によって引き起こされる突然死を指します。特に、18〜39歳の若年成人における院外心停止(OHCA)は、世界的に重要な公衆衛生問題とされています。
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競技アスリートの心血管異常とスポーツ参加

競技アスリートの心血管異常は、突然の心停止や心臓死のリスクを高める。AHA、ACCによる最新の科学的声明に基づき、競技アスリートの心血管リスク評価を解説します。 共有意思決定(Shared Decision Making, SDM)
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若年者における完全右脚ブロック(CRBBB)

完全右脚ブロック(CRBBB, Complete Right Bundle Branch Block)は比較的頻繁に認められる所見であり、高齢者では構造的心疾患との関連が指摘されている。しかし、若年者におけるCRBBBの臨床的意義は未だ明確に定義されていない。
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高齢者の右脚ブロック(RBBB)の疫学と心血管リスク

右脚ブロック(Right Bundle Branch Block, RBBB)に関しては、重要視されることが少ないが、心血管疾患(CVD)既往のない一般集団におけるRBBBの臨床的意義は不明瞭な点もある。本稿ではRBBBの有病率、発生率、心血管リスクとの関連を解説する。
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左脚ブロックの心機能低下のメカニズムと治療戦略

左脚ブロック(LBBB)は、心臓の電気伝導経路の異常により、左室の同期的な収縮が阻害される疾患である。その結果、心室内の収縮力の不均衡が生じ、最終的には心不全の進行を加速させる。LBBBは無症状のこともあるが、特に心不全患者においては予後不良の指標となることが多い。
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ヒト心臓の興奮伝導の神秘

心臓の興奮伝導は、電気生理学における最も基本的で重要なテーマである。洞結節で発生した興奮が、房室結節を経てプルキンエ線維を介して心室筋へと伝播し、心筋の同期した収縮を引き起こす。そして私たちの心臓は絶え間なく血液を送り出すことができる
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左脚ブロック(LBBB):病態生理、臨床的意義

左脚ブロックは、心電図上の伝導異常です。刺激伝導系の劣化や心筋の病理的変化を反映しており、心不全や冠動脈疾患といった心血管疾患に密接に関連しています。LBBBの病態生理、臨床的意義、診断基準、治療法、さらには明日から実践可能な行動提案について解説します。
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僧帽輪離開 (Mitral Annular Disjunction) の臨床的意義

僧帽輪離開(Mitral Annular Disjunction, MAD)は、不整脈性僧帽弁逸脱(arrhythmogenic mitral valve prolapse, MVP)との強い関連があり心室性不整脈や突然心臓死のリスク因子。